The Beatles Alternate Take / Mix in Stereo and Mono
このページではビートルズの公式曲213曲の中で、テイク/ミックス違いが存在する曲を一覧にまとめています。
もちろんステレオ/モノラルの違いも取り上げています。
差異内容欄には簡略化した説明を掲載していますので、詳細は曲名をクリックして各曲のページでご確認下さい。
注:
各アンソロジープロジェクトに収められている物やBBCラジオのバージョンは含みません。
あくまで活動期間中に公式音源としてリリースされた物の中での差異をまとめてあります。あしからず。
1.Please Please Me
曲名 |
差異内容 |
プリーズ・プリーズ・ミー |
ステレオとモノラルでは使用されているテイクが違い、ジョンの歌詞間違いがはっきり聞き取れる。 |
ラヴ・ミー・ドゥ |
シングルとアルバムではそもそもドラマーが違う。シングル盤はリンゴ、アルバムはセッションミュージシャンのアンディ・ホワイトがドラムを叩いている。 |
2.With the Beatles
曲名 |
差異内容 |
オール・マイ・ラヴィング |
イントロにハイハットが5発入っているバージョンが存在する。 |
ナット・ア・セカンド・タイム |
モノラルはステレオより若干フェイドアウトが遅い。回転数もモノラルの方が遅い。 |
マネー |
イントロのミックスが異なり、モノラルではドラムのリムの様なパーカッションが入っている。またエコーの度合いやギターの入る場所も異なる。 |
3.A Hard Day's Night
曲名 |
差異内容 |
ハード・デイズ・ナイト |
モノラルはフェイドアウトが早い。 |
恋する二人 |
モノラルとステレオではイントロのハーモニカのフレーズが異なる。 |
恋におちたら |
イントロのジョンのボーカル処理が異なる。モノラルはシングルトラックなのに対してステレオはダブルトラック処理。またポールのヴォーカル処理も異なる部分がある。 |
アンド・アイ・ラヴ・ハー |
現在のステレオ/モノラルCDでは差異がないが、アメリカでリリースされていたサントラ盤ではポールのVoがシングルトラック処理されている。 |
テル・ミー・ホワイ |
ステレオではジョンのボーカルがダブルトラック処理されているが、モノラルはシングル。 |
キャント・バイ・ミー・ラヴ |
モノラルではエンジニアのノーマン・スミスによりハイハットがオーバーダビングされている。 |
エニイ・タイム・アット・オール |
アメリカ盤モノラルバージョンは間奏のピアノがかなり遅れてフェイドインしてくる。 |
ぼくが泣く |
アメリカでリリースされた物は編集作業により曲のサイズが異なる。 |
家に帰れば |
アメリカでリリースされた物はほんの一部分のみ、ジョンの歌い回しが異なる。 |
4.Beatles For Sale
5.Help!
曲名 |
差異内容 |
ヘルプ! |
モノラルとステレオではボーカルの使用テイクが異なり、一部歌詞の違いがある。またパーカッションの有無などの差異も。 |
6.Rubber Soul
曲名 |
差異内容 |
ノルウェーの森 |
モノラル盤では「She asked me to stay~」の歌詞の後に、誰かの咳払いが聞こえるが、ステレオではカットされている。 |
愛のことば |
アメリカ編集「ラバー・ソウル」のステレオ盤のみ、サビのジョンのボーカルがダブルトラック処理されている。 |
消えた恋 |
モノラル盤ではエンディングにおけるジョージのギターソロがいきなりフェイドアウトされて聞こえなくなる。 |
君はいずこへ |
モノラル盤はステレオ盤に比べてフェイドアウトが5秒ほど遅い。また、アメリカ編集盤「ラバー・ソウル」のステレオ盤は、唯一「イントロのギターを間違ってやり直すバージョン」が収録されている。 |
7.Revolver
8.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
9.Magical Mystery Tour
曲名 |
差異内容 |
フライング |
エンディングのサウンドエフェクトの処理がステレオとモノラルでは異なる。 |
ブルー・ジェイ・ウェイ |
モノラルとステレオでは、声を逆回転して作ったSEの有無に違いがある。 |
アイ・アム・ザ・ウォルラス |
曲サイズ、イントロの長さなどの組み合わせにより5つのバージョンが存在する。 |
ペニー・レイン |
サンプル盤を配ってからミックスをやり直したなどのゴタゴタの為、レアなミックスが存在する。 |
愛こそはすべて |
ステレオとモノラルでは曲の長さが異なる。 |
10.The Beatles(White Album)
曲名 |
差異内容 |
バック・イン・ザ・U.S.S.R. |
ステレオとモノラルでイントロギターのタイミング、間奏中の掛け声の有無などの違いがある。 |
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ |
モノラル盤ではイントロの手拍子がカットされている。 |
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス |
モノラル盤ではエリック・クラプトンのギターソロにフェイズ効果のエフェクトが深めにかけられている。またコーラスの有無などの違いもある。※ |
アイム・ソー・タイアード |
最初のサビ「You say~」部分のポールのコーラスが、モノラル盤ではかなり大きくミックスされている。 |
ブラックバード |
モノラルとステレオでは、鳥の鳴き声のサウンド・エフェクトの入る場所が違う。 |
ピッギーズ |
モノラルとステレオでは、豚の鳴き声のサウンド・エフェクトの入る場所が違う。 |
ドント・パス・ミー・バイ |
モノラル版はステレオ版に比べて、回転数が早められている。 またエンディングのバイオリンのフレーズがどちらも全く異なっている。 |
ホワイ・ドント・ウィー・ドゥー・イット・イン・ザ・ロード |
ステレオでは歌が始まるまでのイントロ部分に手拍子(ハンドクラップ)がミックスされているが、モノラル盤ではカットされている。 |
アイ・ウィル |
ポールのスキャットベースの入る箇所がステレオとモノラルでは違う。 |
ヤー・ブルース |
モノラル盤ではイントロから中盤ぐらいまでジョンのボーカルにエフェクトがかけられたミックスだが、ステレオ盤ではクリアなままである。 |
セクシー・セディー |
ステレオとモノラルではイントロ~歌にかけてミックスに違いがある。 |
ヘルター・スケルター |
モノラルは曲がフェイドアウトしたままそのまま終わってしまう。 なので、再びフェイドインしてからの部分がカットされた形になり、トラック自体の長さが違っている。あとエフェクトの違いなど。 |
ハニー・パイ |
モノラルとステレオでは間奏のギターソロのミックスが異なっている。 モノラルの方が若干長くジョンのフレーズが聴けるが、ステレオではきっちり4小節でカットされている。 |
グッド・ナイト |
モノラルではイントロがフルボリュームで始まるのに対して、ステレオではゆっくりフェードインしてくる。
またボーカルもモノラル盤の方がエコーが深くミックスされている。 |
11.Past Masters & Mono Masters
曲名 |
差異内容 |
フロム・ミー・トゥ・ユー |
モノラルではイントロのメロディーとユニゾンでハーモニカが聞こえるが、ステレオではカットされている。 |
サンキュー・ガール |
ステレオはサビのメロディーに呼応する形でハーモニカのメロディーが入っているが、モノラルでは入っていない。また、エンディング部分でもステレオバージョンはハーモニカのフレーズが入っている。 |
アイ・コール・ユア・ネーム |
モノラルとステレオではイントロの部分に大きく違いがある。 あとカウベルの入ってくる場所も大きく異なる。 |
シーズ・ア・ウーマン |
「The Beatles EP Collection」に付いていたオマケEPに収録されているこの曲は冒頭にポールの「One,two,Three,Four!」のカウントが入っている。 |
デイ・トリッパー |
現在では特にモノラル・ステレオの違いはないが、CD化において数回リミックスされている。 |
ペイパーバック・ライター |
エコーの度合い、ボーカルのミックスバランスなどモノラルとステレオには大きな違いがある。 |
レディ・マドンナ |
モノラル盤では「See how they run」のコーラスやブラスなどでダブリングの様な処理がされている。 |
ジ・インナー・ライト |
モノラルとステレオではイントロ部分の弦楽器のリード・フレーズが異なっている。 |
ヘイ・ジュード |
モノラル盤は一番フェイドアウトが遅い。(Mono Box収録バージョンでは7:19) |
レボリューション |
エンディングの一番最後のピアノがモノラルではカットされている。 |
ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。
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