ザ・ビートルズ楽曲データベース

Words of Love

邦題
ワーズ・オブ・ラヴ
作者
Buddy Holly (バディ・ホリー)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン、ポール / 
使用楽器
  • Gibson J-160E(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Tennessean(George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Clap
  • Packing Case

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での4枚目にあたるオリジナルアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の9曲目に収録されたナンバーである。
ビートルズは「年にアルバム2枚」の契約をこなすために、前作「ハード・デイズ・ナイト」の発売一ヶ月後から、このアルバムのセッションに取りかかっている。
終始ジョンとポールの2人のデュエットで歌われている。

この曲はバディ・ホリーが1957年にリリースしたナンバーである。
ジョンとポールはバディ・ホリーの大ファンであり、
デビュー前のキャヴァーン・クラブなどでもこの曲は演奏されていた。

この曲が録音されたのは1964年10月18日、アビイ・ロード第2スタジオ。
ビートルズはこの日だけで7曲(シングル、「アイ・フィール・ファイン」を含む)を録音している。
2テイクだけ録音され、あとの1テイクをオーバーダビングに回して合計3テイクで録音を終えている。

資料によると「パッキング・ケース」というものが録音に使われている。
これはたぶんバディ・ホリーの「Everyday」をイメージしたものかも知れない。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ビートルズのメンバーはバディ・ホリーの大ファンでありながら、
    公式に録音したバディ・ホリーのナンバーはこの曲のみである。
    ビートルズが結成当初にアセテート録音した「That'll be the Day」(The Beatles Anthology 1に収録)や、デッカ・オーディションやBBCセッションなどで演奏していた「Crying,Waiting,Hoping」(The Beatles Live at BBCに収録。ヴォーカルはジョージ)などは全てバディ・ホリーの楽曲。
  2. なお、後の「ゲット・バック・セッション」でも多数、バディ・ホリーの曲が演奏されているようだ。
    The Beatles Anthology 3」にはジョンの歌う「Mailman,Bring me No more Blues」が収録されているが、この曲はなんと「ワーズ・オブ・ラヴ」のB面曲である。
    他にも「It's so Easy」「Not Fade Away」「Peggy Sue(後にジョンがカバー)」などが演奏されて、海賊版として出回っている。
  3. バディ・ホリーの版権は現在ポールが所持している。
    また、ジョンは青年時代、眼鏡をかけることをとても嫌がってたそうだが、バディ・ホリーが「眼鏡をかけたロックン・ローラー」として堂々と振舞っていたのを見て、人前で眼鏡をかける事を恥と思わなくなったとか。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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