ザ・ビートルズ楽曲データベース

You're Going To Lose That Girl

邦題
恋のアドバイス
作者
Lennon-McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ポール、ジョージ
使用楽器
  • Rickenbacker 325(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman(George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Piano (Paul)
  • Bongo (Ringo)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での5枚目にあたるオリジナルアルバム、そして2作目の主演映画のサウンドトラックアルバムでもある「ヘルプ! 」の6曲目に収録された、軽快なナンバーである。
作者のジョンがダブルトラックでリード・ヴォーカルをとっており、 ポールとジョージの掛け合いがいかにもビートルズ!という感じがする。

映画ではスタジオ内での演奏シーンで使われていた。
この映画唯一のスタジオでの演奏シーンである。

この曲は1965年2月19日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
コントロールルームのアナウンスミスで第1テイクを「第2テイク」と言ってしまったらしく、唯一完奏できた「第3テイク(実質には第2テイク)」がベストと判断されて、そこにポールのピアノやリンゴのボンゴなどがオーバーダブされた。

なお、ジョージはギターソロ以外はなにも演奏していないようである。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲のレコーディングが行われた前日(1965年2月18日)そして翌日(1965年2月20日)はいわゆる「ボツ」曲が2曲も生まれたセッションとなっている。
    • ジョンとポール共作の「If You've Got Trouble」(リンゴがヴォーカル)
    • ポール作の「That Means a Lot」(ポールがヴォーカル)
    前者は1テイク録音して、すぐにオクラ入りしてしまい、後者にあたっては4トラックいっぱいまでダビングしたテープを再度まとめ(ピンポンという)さらにオーバーダブを重ねたものの満足できない結果となった。
    そして1965年3月30日に再度「That Means a Lot」はリメイクされるが、結局オクラ入りとなった。
    この2曲は「The Beatles Anthology 2」にめでたく(?)収録されている。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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