ザ・ビートルズ楽曲データベース

Don't Bother Me

邦題
ドント・バザー・ミー
作者
Harrison(ジョージの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョージ / -
使用楽器
  • Rickenbucker 325(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Duo Jet(George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Claves (Paul)
  • Tambourine (John)
  • Arabian Bongo (Ringo)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国でのオリジナルセカンドアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ 」の4曲目に収録されたナンバー。ジョージの「シンガーソングライター」としてのデビュー作品である。(以前にギターインスト「Cry for a Shadow」を作曲してトニー・シェリダンとのドイツセッション時に録音している)

この曲はまず1963年9月11日に、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
4テイクの録音と3テイクのオーバーダブをしたものの、出来映えが気に入らず翌日にリメイクする事に。

1963年9月12日に再度録音開始。
13テイク目にパーカションのみを録音した15テイクを重ねたものが最終テイクとなった。
ヴォーカルは全編にわたりダブルトラッキング処理されている。
ギター(ジョージのグレッチ)はVOXアンプに付いているトレモロを使用している。

コーラスはなく、無数のパーカッションが入っているが、そのせいか音の分離が悪いなあと管理人は思う。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲はジョージが病気でイギリスの国内ライブツアーを休んでいる間に、ホテルのベッドで書かれたそうである。ジョージ曰く「あれはかなりくだらない曲だよ。アルバムに入ってたのも忘れるぐらいの」とか。
    曲を書こうと思った経緯は、友人であるビル・ハリー(ミニコミ誌『マージー・ビート』の編集長)に「なんであの2人(ジョンとポール)みたいに曲を書かないんだ?」としつこく言われていた事。
    ジョージはその返答としてこのタイトルの曲を書いた。(直訳すると『オレにかまうな』という意味)
  2. 後にビートルズ初主演映画である「A Hard Day's Night」にもこの曲は使用された。
    ダンスホールでのBGMとして登場する。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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