ザ・ビートルズ楽曲データベース

And Your Bird Can Sing

邦題
アンド・ユア・バード・キャン・シング
作者
Lennon/McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ジョージ、ポール
使用楽器
  • Epiphone Casino (John)
  • Rickenbacker 4001 (Paul)
  • Gibson SG (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Hand Clap
  • Tambourine

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での7枚目にあたるオリジナルアルバム「リボルバー 」の9曲目に収録されたツインリードギターが印象的なロックナンバー。作者のジョンがリード・ヴォーカルをとり、ポール、ジョージがコーラスを付けている。

前アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッションから半年の充電期間を経て開始されたこのアルバムのセッションは、さまざまな実験が盛り込まれて進行した。そのおかげなのか、このアルバムの収録曲がライブで演奏されることはなかった。もはやビートルズの録音物は当時の機材、そして4人という人数で再現は難しくなっていたのだ。

この曲は1966年4月20日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
この日は「タックスマン」も取り上げられている。
まずこの曲は2テイク録音されて、その内の第2テイクに数々のヴォーカルやタンバリン、ベースなどをオーバーダビングしたものの、歌ってる途中でジョンとポールが笑い出してしまっているテイクもあった。

そして1966年4月26日。ビートルズはこの曲のリメイクを開始。
第13テイクまで録音して、聞き返してみると第10テイクが最も出来がよかったため、これにオーバーダブを開始

但し、エンディング部分は第6テイクが一番出来が良かったために、
後日のミックスダウン時に第10テイクに継ぎ足し編集されてこの曲は完成に至った。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Anthology 2」に1966年4月20日に破棄されたテイク2が収録されている。ジョンとポールが歌いながらけたたましく笑い出す所が収録されており、聴いててとてもほほえましい。
    エンディングに入る瞬間のポールのベースがスリリングでかっこいい! 

An anecdote ~ こぼれ話

特になし

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

△ページ最上部へ移動

ザ・ビートルズ曲雑記ブログ レコーディング年表(1962-1970) ステレオ・モノラルその他テイク違い一覧表 イギリス本国でのシングルレコード一覧表