ザ・ビートルズ楽曲データベース

She's a Woman

邦題
シーズ・ア・ウーマン
作者
Lennon/McCartney(ポールの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ポール / -
使用楽器
  • Rickenbacker 325 (John)
  • Hofner Bass (Paul)
  • Gretch Tennessean (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Piano (Paul)
  • Chocalho (Ringo)

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Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での8枚目のオリジナルシングル「アイ・フィール・ファイン」のカップリング曲。
このシングルは英国では1964年11月27日に発売された。
作者のポールが所々ダブルトラックでリード・ヴォーカルを取っている。

各オリジナルアルバムには未収録のために、編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

この曲が録音されたのは1964年10月8日。アビイ・ロード第2スタジオ。
4枚目のアルバム「ビートルズ・フォー・セール」のセッション中の事である。
比較的シンプルな構成のこの曲は全部で7テイク録音され、第6テイクがベストに選ばれた。
ポールはピアノをこれにオーバーダビングし、リンゴはチョカルホというパーカッションを加えた。
また、ジョージもギターソロを2回重ねている模様。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. この曲のステレオバージョンは当時なかなか入手できなかった。(現在では簡単に入手できる)
    結局、解散後の1980年に発売された「リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス」までリリースされなかった。
    また、アメリカ盤「The Betales 65」に収められているバージョンはフェイドアウトがかなり早い。
  2. 「The Beatles EP Collection」に付いていたオマケEPに収録されているこの曲は冒頭にポールの「One,two,Three,Four!」のカウントが入っている。
    このEPコレクションは後年、CDで限定発売されているのでなんとかこのバージョンはCDで入手可能。
    The Beatles Compact Disc E.P. Collection
  3. The Beatles Live at BBC」にはBBCセッションでの演奏が収められている。
    これはライブ演奏ではなくポールのボーカル、リンゴのマラカスがオーバーダブされている。
  4. The Beatles Anthology 2 」に1966年6月30日に行われた日本公演でのライブバージョンが収められている。
    日本公演中、この日のみ半音下げチューニングで演奏が行われているために、キーは半音低くなっている。
  5. 2016年9月9日発売の「ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 」(アナログのみで発売されていた公式ライブ盤「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」のCD化)にこの曲のライブバージョンが収録されている。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ステレオバージョンでは左側に位置するジョンのギターカッティングだが、コード間違える、空振りするなどやりたい放題である。ただし、7thの音をチョーキングしてみる等の小技も聴ける。
    第6テイクがベストと判断されたらしいが、他のテイクの方がジョンのギターは安定してそうであるw
  2. カバーバージョンではジェフ・ベックのアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ 」に収録された物が有名。
    トーキング・モジュレーターを使ったギターの音がシブイ。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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