ザ・ビートルズ楽曲データベース

Here, There and Everywhere

邦題
ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
作者
Lennon/McCartney(ポールの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ポール / ジョン、ポール、ジョージ
使用楽器
  • Fender Stratocaster?(John)
  • Rickenbacker 4001 (Paul)
  • Epiphone Casino?(George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Finger-Snap

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での7枚目にあたるオリジナルアルバム「リボルバー 」の5曲目に収録されたミディアムテンポのナンバー。作者のポールがダブルトラックでリード・ヴォーカルをとり、ポールとジョージ、そしてジョンがコーラスをつけている。

前アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッションから半年の充電期間を経て開始されたこのアルバムのセッションは、さまざまな実験が盛り込まれて進行した。そのおかげなのか、このアルバムの収録曲がライブで演奏されることはなかった。もはやビートルズの録音物は当時の機材、そして4人という人数で再現は難しくなっていたのだ。

この曲はまず1966年6月14日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
この日は4テイクを録音したが、完全に演奏できたのは第4テイクのみ。

1966年6月16日に第5~第13テイクを録音して、ベストと判断された第13テイクにオーバーダブを開始。
3人によるハーモニー、そしてベース(ベースは1トラック独立で録音された) が加えられ
トラックが全部埋まったので、この時点でピンポンして空いたトラックにポールのリードヴォーカルを収録。
ポールのボーカルを録音する際に、テープの回転を下げて録音された。

そして1966年6月17日にポールの追加ボーカル(ダブルトラック)を録音して完成に至った。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. アンソロジープロジェクトの第二弾シングル「リアル・ラヴ」のカップリングとして、この曲のテイク7&13が収録されている。これは各アンソロジーのアルバムには未収録である。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ポールはこの曲を「ビートルズ時代に作曲した中で一番好きな曲」と発言しており、ジョンも「このアルバムでは一番好きな曲」と発言している。
    この曲を作った頃は「女の人と暮らしてみたい。そんな年ごろだった」とか。
    メンバーはこの「リボルバー」のセッションが一番充実していたと、あちこちで発言している。
  2. 恋をするなら」と同様に、ザ・フォーモストというグループに競作としてこの曲を提供している。このバンドのプロデューサーはマーティン卿でマネージャーはブライアン・エプスタイン。ビートルズと全く同じ布陣なんだが、正直売れないまま消えていったのだろう。
  3. 1984年の映画「ヤァ!ブロードストリート」でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。実にこのアルバムからは4曲選ばれている事からも、ポールがいかにこの時期に充実してたのかが伺えよう。
    映画の中ではレコーディング風景で「イエスタデイ」に続いてメドレー形式で歌われた。ホーン4重奏を取り入れたアレンジになっている。
    また冒頭の歌詞を「I need a Love of my own」と変更している。

    このメドレーはポールのソロ作品の「ワンダーラスト」と続く3曲メドレーなんだが、その曲の部分のみリンゴがドラムで参加している。

    前2曲のビートルズナンバーへの参加をリンゴは「半分でビートルズなんてイヤだ」と断ったために、映画ではポールに「ブラシで叩いて」と頼まれたリンゴが、ブラシを探し回ってる内に2曲終わってしまい、見つけて戻ってきたら「ワンダーラスト」になってたので、ブラシを放り投げてスティックに持ち替えるという処理がされていた。

    なお、この録音風景にはジョージ・マーティンも参加しており、ファンにはたまらない内容である。(映画自体は・・・ちょっと困りもんだけど)

Youtube

参考文献

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ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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