ザ・ビートルズ楽曲データベース

Yes it is

邦題
イエス・イット・イズ
作者
Lennon-McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ポール、ジョージ
使用楽器
  • Classical Guitar(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman (George)
  • Ludwig(Ringo)

この曲をダウンロード購入

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での9枚目のオリジナルシングルである「涙の乗車券」のカップリング曲。
このシングルは英国では1965年4月9日に発売された。
作者のジョンが所々ソロを取り、3人が複雑なコーラスワークをこなしている。

各オリジナルアルバムには未収録のために、現在では編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

この曲が録音されたのは1965年2月16日。アビイ・ロード第2スタジオ。
5枚目のアルバム「ヘルプ! 」のセッション中の事である。

まずリズムトラックを14テイク録音し、第14テイクに3人が共にコーラスを吹き込んだ。
このレコーディングには約5時間が費やされている。

ジョージはこの日に「アイ・ニード・ユー」のヴォリューム奏法によるギターをオーバーダブしている。
そのせいなのか、この曲でもとても印象的なヴォリューム奏法のギターをプレイしている。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Anthology 2」に第2テイクと最終リリース版が繋げられた物が収録されている。
    これによりジョンは仮歌としてヴォーカルを録音していた事と、ジョージがすでに最初からヴォリューム奏法を試みていた事がわかる。
    しかし、第2テイクではジョンのギターが明らかにJ-160Eの音なんだが、クロスフェイドして現れる最終リリースした物(第14テイク)のギターの音色がガット・ギター(クラシックなどで使用されるナイロン弦を張ったもの)になっている。
    ブートレッグで聞ける物ではどうやら第3テイクからガット・ギターに変更しているようだ。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ビートルズで最も複雑なコーラスワークと言われるこの曲だが、ハーモニーの修正にはジョージ・マーティンが大きく貢献しているそうだ。
  2. ジョンは「『ジス・ボーイ』を書き直そうとして失敗した。この曲は嫌いだ。」と例の如くの発言をしているが、そういう曲に限って我々ファンが好きな曲が多いのも事実であるw

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

△ページ最上部へ移動

ザ・ビートルズ曲雑記ブログ レコーディング年表(1962-1970) ステレオ・モノラルその他テイク違い一覧表 イギリス本国でのシングルレコード一覧表