ビートルズの英国での7枚目にあたるオリジナルアルバム「リボルバー 」の7曲目に収録されたサイケデリック色が強いハードなナンバー。作者のジョンがリード・ヴォーカルをとり、ジョージ(とポール?)がコーラスを付けている。
前アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッションから半年の充電期間を経て開始されたこのアルバムのセッションは、さまざまな実験が盛り込まれて進行した。そのおかげなのか、このアルバムの収録曲がライブで演奏されることはなかった。もはやビートルズの録音物は当時の機材、そして4人という人数で再現は難しくなっていたのだ。
この曲は1966年6月21日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
このアルバムのセッションで一番最後に録音された曲である。
この日と翌日にかけてステレオ、モノラルのミックスダウンを終わらせてアルバムが完成した。
9日後にビートルズは日本公演を行うために日本の地に立つ事になる。
この曲は25テイクのリハーサルを繰り返した後に、正規の録音が開始された。
第3テイク目をベストとし、そこにジョンのヴォーカルとジョンとジョージによるコーラスがオーバーダブされる。
そしてピンポンで1トラック空けた所に、ジョージのギターとジョンのオルガンを足して完成させた。
いずれかの段階で回転操作が加えられていると推測できる。
キーAで録音されている(開放弦を多用しているのが判別できる)ものが、半音上のB♭まで上がっている。
また、ポール自身が「ジョンと口論してスタジオを飛び出したためにこの曲の録音には参加していない」と発言しているが、確かにベースの音の切り方、フレーズ、音の粒などはポールの物ではない気もする。
だからこそ25テイクものリハーサルが必要だったのか?とも推測できる。
しかし、高音部分のコーラスはポールに聞こえる(少なくともずっとそう思っていた)ので、これは管理者には判断が付きかねるために保留とさせていただきます。
特になし
ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)
なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。
Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら。
Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら。
音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。
オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。
惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。
月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。
ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。
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