ザ・ビートルズ楽曲データベース

Slow Down

邦題
スロウ・ダウン
作者
Larry Williams(ラリー・ウィリアムズ)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / -
使用楽器
  • Rickenbacker 325 (John)
  • Hofner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • George Martin (Piano)

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Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズが1964年6月19日にリリースしたオリジナルEP(4曲入り)の「ロング・トール・サリー」に収録されていた曲。
オリジナルはラリー・ウィリアムズが1958年にリリースしたシングル「ディジー・ミス・リジー」のカップリング曲。
ジョンがダブルトラックでリード・ヴォーカルを取っている。
ちなみに後のアルバム「ヘルプ!」でジョンは「ディジー・ミス・リジー」をカバーしている。

各オリジナルアルバムには未収録のために、編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

この曲が録音されたのは1964年6月1日。アビイ・ロード第2スタジオ。
3枚目のアルバムでもあり、初主演映画のサウンドトラックアルバムでもある「ア・ハード・デイズ・ナイト」のセッション中だったビートルズはこの日にまず「マッチ・ボックス」を録音。
そして「ぼくが泣く」を録音したあとに、この曲のレコーディングに入った。

全部で6テイク録音されており、第3テイクにジョンがヴォーカルをオーバーダブした。(これが第6テイク)
ギターも2本以上聞こえており、ギターもオーバーダブされている。
この時にはピアノはまだ入っておらず、ピアノは1964年6月4日にジョージ・マーティンによりオーバーダブされた。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Live at BBC」にはBBCセッションでの演奏が収められている。
    これは1963年7月16日に録音されたもので、ジョンの歌詞のいい加減っぷりがよく目立つテイクであるw
    もちろん4人での演奏のために、ピアノは入っていない。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ジョンはダブルトラックでこの曲を歌っているが、歌詞の「Boy Friend」という部分を2回目は「Girl Friend」と歌っている。これは男女どちら側でもこの曲の歌詞が成り立つように、という意味なのか、ジョンがただ単に間違えたのか・・
  2. オーバーダブされたジョージ・マーティンのピアノがステレオバージョンでは右側からはっきり聞こえるが、これがまたリズムが悪い。その上、2番ではブレイクする部分を勘違いして早くブレイクしてしまい、「あ、違った」と焦ったのか、弾き始めた所で本当のブレイクの場所に来てしまい、1発多くはみ出してしまっている。
    これ、オーバーダブだから録音しなおせたはずなんだが、なんでこれをOKテイクにしたのかは謎。。。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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