ザ・ビートルズ楽曲データベース

Doctor Robert

邦題
ドクター・ロバート
作者
Lennon/McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ポール、ジョージ
使用楽器
  • Epiphone Casino (John)
  • Rickenbacker 4001 (Paul)
  • Gibson SG (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Harmonium (John)
  • Maracas (George)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での7枚目にあたるオリジナルアルバム「リボルバー 」の11曲目に収録されたアップテンポのロックナンバー。作者のジョンがリード・ヴォーカルをとり、ポールとジョージがコーラス。

前アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッションから半年の充電期間を経て開始されたこのアルバムのセッションは、さまざまな実験が盛り込まれて進行した。そのおかげなのか、このアルバムの収録曲がライブで演奏されることはなかった。もはやビートルズの録音物は当時の機材、そして4人という人数で再現は難しくなっていたのだ。

この曲は1966年4月17日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
全部で7テイク録音されて、その中の第7テイクがベストと判断された。
それにジョンの弾くハーモニウム、ジョージのマラカスがオーバーダブされる。

そして1966年4月19日にヴォーカルのオーバーダブを行って、完成に至った。
この時期の楽曲にしてはシンプルかつ簡潔な演奏の曲である。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲はビートルズが初めてドラッグについてはっきりと歌った楽曲である。
    ドクター・ロバートは実在する人物で、ニューヨークを拠点にアンフェタミンやLSDなどを調達していて、アンディ・ウォーホールなどのアーティストには著名な存在だった。本名をロバート・フライマンという。
    ビートルズのメンバーは直接の面識はなかったそうだ。
    そのロバートはこの曲のリリース後(それが原因かどうかは不明だが)1967年に医師免許を剥奪され、1975年にニューヨーク医師会を追放され、そして1987年に死去している。
  2. フェイドアウトに聞こえるが、実はきっちりとエンディングまで演奏されている。
    ・・・・・とあちこちに書いてあるけどこれはどうなのかな。あんまりそうは聞こえないのです。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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