ザ・ビートルズ楽曲データベース

I Should Have Known Better

邦題
恋する二人
作者
Lennon/McCartney(実質はジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / -
使用楽器
  • Gibson J-160E(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Rickenbacker 360-12 (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Harmonica (John)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での3枚目、そして初主演映画のサウンドトラックアルバムでもある「ハード・デイズ・ナイト」の2曲目に収録されているミディアムポップスナンバーである。
映画ではなぜか列車の中で演奏するシーンと、ラストのコンサートシーンに使用されている。
作者のジョンがダブルトラッキング(サビは一部シングル)でリードヴォーカルを取っている。

米国では「A Hard Day's Night」のB面曲としてシングルカットされた。

この曲はまず1964年2月11日に、アビイ・ロード第2スタジオにて録音開始。
初期段階ではイントロにジョンのハーモニカソロ、そしてエンディングにはジョージのギターソロというアレンジだったが、この日は3テイクのみ録音して終了。

1964年2月26日のセッションでリメイクに取りかかり、22テイクを重ねた。
(ほとんど最後まで演奏できなかったらしい。)
その中から9テイク目(ジョンがハーモニカ抜きで歌った初めてのテイク)に22テイクのダブルトラック用ヴォーカルとハーモニカをオーバーダビングして完成に至った。

この後、モノラルミックスが1964年3月3日に、ステレオミックスが1964年6月22日(アルバム発売の2週間ほど前である!)に行われた。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. ステレオとモノラルではイントロのハーモニカのフレーズが異なる。
    モノラルでは歌に入るまでハーモニカのフレーズが途切れることなく続くのに対して、ステレオ版では一旦ハーモニカのフレーズに休符が入る。
    2009年ステレオリマスター、そして限定モノボックスにそれぞれこのバージョンは収められている。
    「ビートルズ・レコーディング・セッション」によると、モノラルもステレオも同じ22テイクが使われているはずなのに、どうしてこの違いが出たんだろう・・・?ハーモニカが別トラックに入ってたりしたんだろうか。。

An anecdote ~ こぼれ話

特になし

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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