ザ・ビートルズ楽曲データベース

Please Mister Postman

邦題
プリーズ・ミスター・ポストマン
作者
Georgia Dobbins, William Garrett, Brian Holland, Robert Bateman, Freddie Gorman(ジョージア・ドビンス、ウィリアム・ギャレット、ブライアン・ホーランド、ロバート・ベイトマン、フレディ・ゴーマン)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ポール、ジョージ
使用楽器
  • Rickenbucker 325(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman(George)
  • Ludwic (Ringo)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国でのオリジナルセカンドアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ 」の7曲目に収録されたミディアムテンポのポップスナンバー。ジョンの切ない声と歌い回しがなんとも言えずカッコイイ!

オリジナルはアメリカ、モータウン所属のマーヴェレッツが1961年にリリースしたのが最初。
この曲は1961年の12月11日にビルボード週間ランキング1位を獲得している。
モータウンレコード初のナンバーワンヒットであり、ビートルズ以外にも様々なアーティストにカバーされている。

ビートルズは1962年頃からキャヴァーン・クラブなどでこの曲を演奏していたが、1963年に英EMIがモータウンの英国内販売権を獲得したのをきっかけに、プロモーションをかねてこのアルバムに収録することにしたそうである。元々は女性シンガーが歌っていたこともあり、カバーする際に三人称を変えてカバーしている。
(元々は戦場に行ってしまった恋人に対して呼びかける歌詞)

この曲は1963年7月30日に、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
7テイク目のベストトラックに、オーバーダブである9テイク目を重ねた物が採用された。

ジョンのリード・ヴォーカルはダブルトラッキング処理されているが、エンディング寸前で違う事を歌ってしまい、ジョンが2人出現してしまうw

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. 日本ではシングルカットされたせいか、意外と認知度が高い曲である。あのエーチャンこと、矢沢永吉氏もこの曲を聴いてビートルズファンになったらしい。
  2. ハンブルグでの下積み巡業時代、ジョンは恋人のシンシア・パウエル(後に結婚)に手紙を書く際に、この曲の歌詞をもじって「郵便屋さん、早くシンに届けてよ」と書いていたそうな。若いな・・・・・・・
  3. このビートルズバージョンを聴いて育ったカーペンターズは、1974年にこの曲をカバーしてビルボード1位を獲得している。余談ではあるがジョンと同じキー(A)で歌っていて、どんだけキー低いねん!とツッコンだ覚えがある。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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