ザ・ビートルズ楽曲データベース

Rock and Roll Music

邦題
ロック・アンド・ロール・ミュージック
作者
Chuck Berry(チャック・ベリー)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / -
使用楽器
  • Rickenbacker 325(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Piano (George Martin)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での4枚目にあたるオリジナルアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の4曲目に収録された、その曲名どおりのロックンロール・ナンバー。
ビートルズは「年にアルバム2枚」の契約をこなすために、前作「ハード・デイズ・ナイト」の発売一ヶ月後から、このアルバムのセッションに取りかかっている。
ジョンがリード・ヴォーカルをとっている。またこの曲は1テイクでの1発録りである。

オリジナルはチャック・ベリーが1957年にヒットさせたもの。
公式録音でチャック・ベリーの曲を取り上げるのはこれが2曲目である。(「ロール・オーバー・ベートーベン」以来)

この曲は1964年10月18日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
ビートルズはこの日だけで7曲(シングル、「アイ・フィール・ファイン」を含む)を録音している。

メンバー4人がそれぞれの担当楽器をプレイし、ピアノをジョージ・マーティンが担当。
この編成で1テイクで録音を終えて、それがアルバムに収録された。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Anthology 2 」に1966年6月30日に行われた日本公演でのライブバージョンが収められている。
    2コーラス繰り返して終わるショートバージョン。
    日本公演中、この日のみ半音下げチューニングで演奏が行われているために、キーは半音低くなっている。
  2. The Beatles Live at BBC」にはBBCセッションでの演奏が収められている。
    ピアノが入っておらず4人の演奏が楽しめる。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲はローリング・ストーン誌が選ぶ「500 Greatest Songs of All Time」の128位にランクされている。(オリジナルのチャック・ベリーバージョン)
    なので、ビーチ・ボーイズなど様々なアーティストにカバーされるロックンロール・スタンダード曲なのだ。
  2. ビートルズはこの曲をハンブルグでの「遠征下積み時代」から演奏している。
  3. ビートルズのレコーディングエンジニアだったジェフ・エメリックは、この曲はジョージがベースでポールがピアノを弾いていると言っているらしい。ポールにしてはピアノが上手すぎる気もするし、また「1発録音」を真に受けるならばレコードの音にはギターが2本聞こえているので、これもどうか?と個人的に思う。
    そういえばCDには「ジョン・ポール・マーティンの3人が1台のピアノを弾いている」と書いてあったが、そんな必要性がどこにあるんだと小一時間(以下r

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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