ザ・ビートルズ楽曲データベース

Roll Over Beethoven

邦題
ロール・オーバー・ベートーヴェン
作者
Chuck Berry(チャック・ベリー)
リードヴォーカル / コーラス
ジョージ / -
使用楽器
  • Rickenbucker 325(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman(George)
  • Ludwic (Ringo)
  • Hand Clap

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国でのオリジナルセカンドアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ 」の8曲目(アナログ盤ではここからB面である)に収録されたロックンロールナンバー。ジョージがソロで歌っている。

オリジナルは1956年にチャック・ベリーがリリースしている。
アメリカポップチャートでは29位、R&Bチャートでは2位を獲得するヒットとなり、今ではロックンロールにおけるスタンダードナンバーとなり様々なアーティストによってカバーされている。

ビートルズはデビュー以前にもこの曲を演奏していたが、その時のリード・ヴォーカルはジョンであった。
ハンブルグ巡業時代の途中ぐらいからジョージに交代したようである。

この曲は1963年7月30日に、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
5テイク目のベストトラックに、オーバーダブ(ハンドクラップか?)と、エンディングのギターリフ(最後のジャーンかな?)を重ねた8テイクを編集して収録された。

ジョージのリード・ヴォーカルは終始ダブルトラッキング処理されている。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Anthology 1 」にストックホルムでのテレビ出演の際に演奏したテイクが収められている。
  2. The Beatles Live at BBC」にBBCセッション時のテイクが収められている。
  3. 2016年9月9日発売の「ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 」(アナログのみで発売されていた公式ライブ盤「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」のCD化)にこの曲のライブバージョンが収録されている。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ジョージが1991年に来日した際のラストナンバーはこの曲だったが、管理人が見に行った時は思いっきりイントロをトチってやり直してましたw
  2. ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)が1973年にカバーしたバージョンは全英6位を記録している。曲タイトルにちなんでか、イントロに「運命」が追加されている。

Youtube

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

△ページ最上部へ移動

ザ・ビートルズ曲雑記ブログ レコーディング年表(1962-1970) ステレオ・モノラルその他テイク違い一覧表 イギリス本国でのシングルレコード一覧表