デビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー
」の9曲目に収録されているミディアムテンポのナンバー。ポールがリードをとり、ジョンとジョージが巧みなコーラスワークを聴かせてくれる。
ビートルズの本国イギリスにおけるデビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」のB面曲でもある。
最初に録音されたのは1962年の6月6日。
EMIの契約の為のオーディションと言われるセッション内である。(ドラマーはピート・ベスト)
このテイクは未だに発見されていないようである。
次の録音は1962年9月11日。
リンゴのドラムに不満を覚えたプロデューサー、ジョージ・マーティン卿がセッション・ドラマーであったアンディ・ホワイトを呼んだ時である。
この日、リンゴはかわいそうにコントロールルームの隅にぽつんと座っていたそうである。
せめてもの、という事なのかリンゴはこの日のセッションで「ラヴ・ミー・ドゥ」ではタンバリンを。
同日録音されたこの「P.S.アイ・ラヴ・ユー」ではマラカスをプレイした。
採用されたテイクは最終テイクである第10テイクである。
1962年9月4日のセッション(ラヴ・ミー・ドゥをリンゴが叩いた時)では、この曲は取り上げられていないので、この曲のリンゴバージョンは存在しない。
よって、このアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー 」に収められているのは、このアンディバージョンである。
マスターテープを全て残すようになったのは1963年からの事なので、この曲(1962年セッション)のステレオバージョンは存在しない。ステレオと明記されているのは、いずれも疑似ステレオである。
特になし
BBCセッションより。コーラスが不安定・・・
ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)
なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。
Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら。
Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら。
音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。
オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。
惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。
月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。
ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。
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