ザ・ビートルズ楽曲データベース

Revolution

邦題
レボリューション
作者
Lennon/McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / 
使用楽器
  • Epiphone Casino (John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gibson Les Paul (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Fender Rhodes (Nicky Hopkins)

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Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での18枚目のオリジナルシングル「ヘイ・ジュード」のカップリング曲。
ビートルズが設立した「アップル」からの初リリースされたレコードである。
この曲はイギリスでは1968年8月30日に発売された。
作者のジョンがリード・ヴォーカルを取っている。

各オリジナルアルバムには未収録のために、編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

「レボリューション」の名のつく楽曲は全部で3曲発表されており、
この曲はその内の「レボリューション1」のリメイクにあたる楽曲でメロディーも歌詞(たった一部を除く)も同じである。
なので、録音の経緯は「レボリューション1」の項目を参考にして頂くとわかりやすい。

この曲が録音開始されたのは1968年7月9日。アビイ・ロード第3スタジオ。
1968年6月21日に完成していた「レボリューション1」をアップルからの第1弾シングルにしようと考えていたジョンだったが、 当初10分以上あった「レボリューション1」をシングルレコードに収録するのは不可能だった。
よって、この曲は4分18秒にまで縮められたのだが、テンポももっさりしていたためポールとジョージに
「シングル向きではない」と言われてしまう。
そこでテンポをアップしたバージョンにリメイクする事にしたのである。
この日はリハーサルのみで正式な録音はされなかった。

翌日の1968年7月10日。アビイ・ロード第3スタジオ。
まずはジョン、ジョージ(ギター)、リンゴ(ドラム)のいつもの編成でリズムトラックを録音。
10テイク録音した内の、第10テイクを3回リダクションして第11~第13テイクを作成。
その第13テイクにジョンのヴォーカルを2回録音。そしてそれを再度リダクションして第14、第15テイクを作成した。

その翌日、1968年7月11日。アビイ・ロード第3スタジオ。
第15テイクにポールのベース、そしてエレクトリック・ピアノをオーバーダブ。
エレピを弾いたのはローリング・ストーンズのツアーメンバーとしても有名な
イギリスが誇るキーボーディスト、ニッキー・ホプキンスである。

1968年7月11日。アビイ・ロード第3スタジオ。
ポールはベースをオーバーダブ(録音しなおしか?)、ジョンはリードギターをオーバーダブ。

1968年7月15日にモノラルミックスが作られた。
ステレオミックスが作られるのは1969年12月5日。アメリカ編集盤「ヘイ・ジュード」のためである。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. エンディングの一番最後のピアノがモノラルではカットされている。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. 3つのバージョンがあるこの曲だが、「レボリューション9」はともかくとして
    レボリューション1」とは同じメロディーの曲である。
    しかし、歌詞が違う部分がある。
    「But when you talk about destruction. Don't you know that you can count me out....in
    (もしお前が破壊について語ってんなら、オレを仲間から外してくれ・・・いや入れてくれ)
    の部分はこの「レボリューション」では
    「But when you talk about destruction. Don't you know that you can count me out」
    と「仲間から外してくれ!」とはっきりと歌っているのである。
    社会的影響力もこの時期はすごいものだっただろうし、ジョンは例の「ビートルズはキリストよりも有名」発言騒動で懲りていたのか、ここの部分でも非常に気を遣ったようだ。
  2. この曲にはプロモフィルムが存在する。
    これは「ヘイ・ジュード」と同じく、ヴォーカルだけはライブの物で演奏はオケである。
    しかし、「レボリューション1」でやってた「シュビドゥワ」のコーラスが入っており、
    ジョンも「count me out....in」と歌っている。
    ・・・・・自分たちでもどっちがどっちかゴッチャになってたんじゃないのか?ww
    このプロモビデオが撮影されたのは1968年9月4日。
    後にあの「ゲット・バック・セッション」が開始されるトゥイッケナム・フィルム・スタジオである。
    しかも、この撮影日までリンゴはグループを一時脱退していたのだった。
    (詳細は「バック・イン・ザ・USSR」の項で)
  3. イントロから聞かれる強力に歪んだギターサウンドは、ミキサーに直にぶち込んで作った音だというエンジニアと「いや、あれはエフェクトだ」というエンジニアの意見があるらしい。
    管理人はラジカセに変換プラグを駆使して直接ギターを差し込んで再現してました。で、ラジカセ死にました。
  4. 管理人はトンプソン・ツインズのカバーを聴いたときに「(´・ω・`)」という顔になったのを覚えてますw
    いや、トンプソン・ツインズ好きなんですけどもね・・・このカバーだけはなんかねえ・・・

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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