ザ・ビートルズ楽曲データベース

Day Tripper

邦題
デイ・トリッパー
作者
Lennon/McCartney(二人の共作)
リードヴォーカル / コーラス
ポール、ジョン / ジョージ
使用楽器
  • Gibson J-160E (John)
  • Hofner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman(George)
  • Gretch Tennessean (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Tambourine (Ringo)

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Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での11枚目のオリジナルシングル。カップリングは「恋を抱きしめよう」。
ビートルズ初の両A面シングルにもなるこの曲は1965年12月3日に発売された。
6枚目のアルバム「ラバー・ソウル」と同時発売である。
全編、ジョンとポールのデュエットで歌われており、ジョージがコーラスに加わっている。
曲を通して鳴り続けているギターリフが印象的。

各オリジナルアルバムには未収録のために、編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

この曲は1965年10月16日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッション中である。

全部で3テイク録られているが、完全に演奏出来たのは第3テイクのみ。
この第3テイクにコーラス、パーカッションなどをオーバーダビングして仕上げている。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. 現在では特にモノラル・ステレオの違いはないが、CD化において数回リミックスされている。
    デジタルリミックスされた「ザ・ビートルズ1」に収録されたものは、間奏後の歌が入った時のジョージのギターリフのかすれがあまり目立たなくなっていた。(個人的にはパン(左右割り振り)のミスだと解釈しているが・・・)
    2009年のステレオリマスター版ではほとんどこの部分の「違和感」が消えている。
    モノラル盤ではこの部分はゆっくり立ち上がるように音が鳴っている。
  2. 当時はイギリスとアメリカでは違ったミックスが出回っていた。
    「ザ・ビートルズ1」に収められていた物はアメリカ盤のミックスに近く、2009年のリマスターはイギリス盤のそれに近い。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. ビートルズ初の「ドラッグ・ソング」として知られている。
    「デイ・トリッパー」は日帰り旅行者=その日暮らしという意味にも取れるために、「彼女はその日暮らしで、片道切符しかもっていやしない。」という部分がそれに該当するらしい。
    ジョンは「若い奴らが聴いたらすぐにピンと来るんだよ!」と発言している。
  2. この曲はカバーバージョンも名作が多い。
    オーティス・レディング、セルジオ・メンデスをはじめ、日本でもYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)やザ・スパイダーズ(このライブ動画はある意味失笑ものだが)がカバーしている。
    ちなみに管理人はYMOのバージョンを先に聴いた世代である。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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