ザ・ビートルズ楽曲データベース

I'll Follow The Sun

邦題
アイル・フォロー・ザ・サン
作者
Lennon-McCartney (ポールの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ポール / ジョン
使用楽器
  • Gibson J-160E(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman (George)
  • His Knee & hand (Ringo)

Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での4枚目にあたるオリジナルアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の5曲目に収録された、ミディアムテンポのナンバー。
ビートルズは「年にアルバム2枚」の契約をこなすために、前作「ハード・デイズ・ナイト」の発売一ヶ月後から、このアルバムのセッションに取りかかっている。
作者であるポールがリードをとり、ジョンがコーラスでサポートしている。
(ダブルトラッキングに聞こえる所は、もしかしたらジョンとポールのユニゾンかも知れない)

この曲は1964年10月18日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音された。
ビートルズはこの日だけで7曲(シングル、「アイ・フィール・ファイン」を含む)を録音している。

全部で8テイク録音して、最後の第8テイクが採用された。
この最終テイクは、それまでのテイクではギターソロをアコースティック・ギターで演奏していたが、ジョージによるエレキギターに替えた初めてのテイクである。

リンゴはこの曲ではドラムを使わずに、手のひらで膝を叩いた音をパーカッションとして録音した。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

特になし

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲はポールによると16歳の頃に自宅の居間で作ったとか。
    2005年のポールのライブDVD「The Space within us」でこの曲を演奏しているが、その時のMCで「レースカーテンを通じて見える景色を見ながら書いた」と発言している。
    また「ビートルズ・レコーディング・セッション」の巻末インタビューでも、この曲について語られていて、
    「風邪ひいて寝込んでたときにタバコを吸ったらひどくまずくてね・・そんな時にギターを持ってレースカーテン越しに窓の外を見ながら書いた」との記述がある。
    レコーディングまでに6年ものブランクがあった理由は「イメージに合わないと思ってた」との事。

Youtube

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

△ページ最上部へ移動

ザ・ビートルズ曲雑記ブログ レコーディング年表(1962-1970) ステレオ・モノラルその他テイク違い一覧表 イギリス本国でのシングルレコード一覧表