ザ・ビートルズ楽曲データベース

Don't Let Me Down

邦題
ドント・レット・ミー・ダウン
作者
Lennon/McCartney(ジョンの作品)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン / ポール、ジョージ
使用楽器
  • Epiphone Casino (John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gibson Les Paul (George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Fender Rhodes (Billy Preston)

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Recording Data ~レコーディング・データ

ビートルズの英国での19枚目のオリジナルシングル「ゲット・バック」のカップリング曲。
この曲はイギリスでは1969年4月11日に発売された。
作者のジョンがリード・ヴォーカルを取り、ポールとジョージがコーラスを付けている。

各オリジナルアルバムには未収録のために、編集盤「パスト・マスターズ」に収録されている。

この曲は1969年1月2日から始まった「ゲット・バック・セッション」で取り上げられた曲である。
映画「レット・イット・ビー」で見られる1969年1月30日の「ルーフ・トップ・コンサート」でも演奏されているが、なぜかアルバム「レット・イット・ビー」には収録されなかった。

この曲が録音開始されたのは1969年1月22日。サヴィル・ロウのアップルスタジオ。
アップル・スタジオでのテイク記録は残っていないが、この日録音されたテイクは
未発表アルバム「ゲット・バック」に収録された。
ドリフターズの名曲「Save the Last Dance For me」からメドレー形式で演奏され、
途中で止めた後、再度演奏開始。
その際にジョンがリンゴに「景気付けの為に、最初は思いっきりシンバルを鳴らしてくれ」との会話が入って
再度演奏を開始する、という編集で収められていた。

そして1969年1月28日。サヴィルロウのアップルスタジオ。
この日、ビートルズはこの曲と「ゲット・バック」を立て続けに録音し、シングルにはこの日のテイクが採用された。

この時期は「オーバーダブをしない」というコンセプトでアルバム制作が進んでいたので
この曲に関してもオーバーダブはされずに5人による演奏のみである。

1969年1月30日の「アップル屋上コンサート」でも2回演奏されているが、
この2つのテイクを組み合わせた物が「レット・イット・ビー...ネイキッド 」に収録された。

Out Takes ~ミックス、テイク違い&リマスター

  1. レット・イット・ビー...ネイキッド 」には1969年1月30日のルーフ・トップ・コンサートで2回演奏された物を組み合わせて制作されたものが収録されている。(ジョンが1度目の演奏で歌詞を適当に歌ったためであるw)
    このテイクで一番の聞き所は、ジョージのギターである。
    シングルで発表された物はギブソン・レスポールのために非常に甘い音で、こちらのバージョンはフェンダー・テレキャスター(オールローズ)の為に固くてシャープな音色なのだ。
    また、歌詞も一部がシングルとは違っている。

An anecdote ~ こぼれ話

  1. この曲もこの時期のジョンにはスタンダードな「ヨーコさんへの想い」を歌った曲である。
    「オレをがっかりさせないでくれ」と切実に叫ぶジョンを見たり聴いたりするのはちょっと複雑ではある。

各種聴き放題サービスでのビートルズ作品の取り扱い状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

参考文献

ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。

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