ビートルズの英国での8枚目にあたるオリジナルアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の10曲目に収録されたナンバー。作者のポールがリード・ヴォーカルをとり、ジョンとジョージがコーラスをつけている。
1966年、ビートルズには様々な変化があった。
前アルバム「リボルバー 」のレコーディング・セッション終了後、ツアーに出たビートルズは1966年8月29日のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パークのステージを最後に一切のコンサート活動を停止する。
行く先々でのビートルマニアの熱狂、楽曲の再現の難しさ、そしてあちこちでのトラブルにメンバーは疲れ切っていた。この無意味とも思えるコンサート活動を停止すれば、レコーディングに専念できると考えたのだ。
デビュー以来、守り続けてきた「1年に2枚」のアルバム制作もこの年は初めて守られなかった。
その代わりに、クリスマスシーズン用に初のベストアルバム「オールディーズ」を発売。(未CD化)
11月24日からシングル「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の録音を皮切りに、「もうステージはやらない」と宣言したビートルズは「架空のバンドがショーをする」というコンセプトアルバムの制作を開始したのである。
この曲は1967年2月23日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
リズムトラックの布陣はアコースティック・ギター(ジョン、ジョージ)、ピアノ(ポール)、ドラムス(リンゴ)。
この編成で8テイク録音されて、ベストと判断された第8テイクをリダクションして第9テイクを作成。
その第9テイクにピアノ、ドラムス、ギター、そしてポールのベースがオーバーダブされた。
翌日の1967年2月24日。
ポールはリード・ヴォーカルを録音。
前日の録音からテープスピードを下げて録音されているために、実際のリプレイでは速度(キーも)上がった。
これによってポールの声も若干高くなっている。
そしてまたもやリダクションを行って、第10、第11テイクを作成した。
1967年3月7日。アビイ・ロード第2スタジオ。
第11テイクにコーラスのオーバーダビングを施す。
この際にジョンはトイレットペーパーとクシでエンディング間際に、パーカッションサウンドを録音。
それと同時におふざけともいえる掛け声なども録音。
そして1967年3月21日。アビイ・ロード第2スタジオ。
「ゲッティング・ベター」のヴォーカルおよびコーラスのオーバーダブセッション(ジョンがLSDでエライ事になってた)の後に、中間部分の空白をジョージ・マーティンの見事なピアノソロで埋めた。
この時にジェフ・エメリックは、回転速度を下げるに加え、テープレコーダーのキャプスタンに粘着テープを貼り付ける(!)という荒技で、テープの回転速度にムラを作り出してピアノを録音した。
結果、ピアノサウンドはホンキートンクピアノの様な揺れが出る事となった。
この様にビートルズサウンドはメンバーだけじゃなくて、プロデューサーのマーティン卿やスタジオのエンジニア達の発想、そしてチャレンジ精神によって出来上がっている事がわかる。
特になし
モノラルバージョン
Lovely Rita meter maid Lovely Rita meter maid
Lovely Rita meter maid, Nothing can come between us.
When it gets dark I tow your heart away.
Standing by a parking meter, When I caught a glimpse of Rita,
Filling in a ticket in her little white book.
In a cap she looked much older, And the bag across her shoulder
Made her look a little like a military man.
Lovely Rita meter maid, May I inquire discreetly,
When are you free to take some tea with me?
(Rita!)
Took her out and tried to win her. Had a laugh and over dinner,
Told her I would really like to see her again.
Got the bill and Rita paid it. Took her home I nearly made it,
Sitting on the sofa with a sister or two.
Oh, lovely Rita meter maid, Where would I be without you?
Give us a wink and make me think of you.
ビートルズ公式録音曲213曲を徹底的に解説!テイク違いやミックス違い、そして2009年リマスターについてを動画等を交えて書き連ねています。
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