いやはや、またとんでもないもんが発売されるもんで・・・・
ビートルズ、アメリカ編集盤を集めたボックスセット『THE U.S. BOX』が1月にリリース
http://ro69.jp/news/detail/93913
ザ・ビートルズのアメリカ編集盤のアルバムを集めたボックスセット『THE U.S. BOX』が1月22日(水)に日本リリースされることが発表された。
日本では1987年にザ・ビートルズのオリジナル・アルバムがCD化されて以来、イギリス盤と同内容の日本盤が制作されてきたが、『THE U.S. BOX』では1964年から1970年にかけてアメリカでレコードとして発売された作品アルバムが、CDボックスとしてまとまった形で発売される。CD13枚組のボックスセットとなっている。
まさかこんな物が出てくるとは思いもよりませんでした。
あの「キャピトルアルバム」の時も「まためんどくさいもん出しやがって・・・」と思い
そして2009年リマスターとモノラル発売でボルテージは最高潮に達し、
勢い余ってこのサイトを開いてしまったのですが、まさかアメリカ編集盤ボックスとは(笑)
これってアップルは絡んでるんだろうか・・・
気になるツイートを見つけました。
『The U.S. Albums』今回の「擬似復刻」US盤に使用されたUKソースは、09年CD用の16/44.1マスターではなく、そのプリマスターである24/192ファイルから改めてマスタリングをしたとのこと。リマスターUSBとLPも24ビットだったが44.1kHzだった。(続)
— 野良 (@nora_fabs) December 13, 2013
それらよりも更に前段階のファイルからのCD化ということで、早くも09リマスターの姉妹版的な新たなリマスターCDが登場ということになる。先に紹介したこの記事 http://t.co/erDEbUa3k5 の筆者がユニヴァーサル/アップル関係者から聞いたという情報。
— 野良 (@nora_fabs) December 13, 2013
なんとまあ。
そもそも初CD化の時の題目って
「世界中の編集盤をやめてラインナップ統一」
ってものじゃなかったでしたっけ。
1983年に勝手に日本でCDの「アビイ・ロード」が出た時に文句付けて発売中止に追い込んだ側が
こんな商売に手を染めるなんて、なんかもうちょいと呆れてしまうんですけどっ(笑)
ご存じの方は多いと思いますが改めて説明すると、
ビートルズはまずイギリスで成功して、次はアメリカ進出を果たしたのですけども
なんと7枚目の「リボルバー」までは曲順などの決定権がアメリカ側にあったのです。
なので同じ「ラバー・ソウル」や「リボルバー」というアルバムでも収録曲が違っておりました。
現在CDでお馴染みになっているアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」は
アメリカで発売された編集盤だったのです。
イギリス本国ではEP2枚組で発売されてました。
新たにリマスターされるって事は、当時アメリカ盤のみに存在していた音源の違いが
そのまま残されるかどうかは微妙ですけども
今回の目玉となるのはやはり映画のサントラ盤の「A Hard Day’s Night」と「Help!」の2枚。
当時アメリカでの編集盤は映画で使われたインスト曲が収録されており、
「A Hard Day’s Night」のインスト曲は恐らく音源としてCDで出るのは初めてでしょう。
(「Help!」で使われたインスト曲はキャピトルアルバム2に収録済み)
それと「ビートルズ物語」ですか。
これはドキュメンタリーの「音のみ」という我々日本に住んで英語がしゃべれない者からすると
なんのこっちゃかわからんようなアルバムですが、これも初CD化。
「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」とかはせめて「ブッチャーカバー」を付けてくれるとか
それぐらいはして欲しい所ですけどもそれはまあ無理でしょうし(笑)
キャピトルアルバム1&2を所持している人にとって
今回発売のセットで新たに手に入るテイク・ミックス違いはほぼありません。
期待されるのは「リボルバー」収録曲のアメリカミックスですが、
手持ちの「ビートルズ海賊盤事典」によると、
アメリカ編集盤モノラルミックスに「ドクター・ロバート」の終了後に
ジョンによる「OK,F.A.B.」というつぶやきが聞こえる、というのと
あとは「アイム・オンリー・スリーピング」の逆回転ギターの位置違いぐらいですかね。
それなら「ビートルズ・スーパー・ライヴ」も出してくれよ、とも思うんですけども
この「まとめ売り商法」ってなんか大人をカモにした商売な気がして好きじゃないんですよねえ(笑)
僕は今回はそっと見守る事にしますw
財力に余裕のあるお友達が買った時に聞かせてもらう事にしようっと。