いやあ、9月のアップル公式映像作品「Eight Days a Week」の公開を聞いて
絶対なんか音源も出るわ、と思ってはいましたがまさかのあの
「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」のCD化とは!
アナログ盤で1977年に発売されて以来、一度も公式にCD化はされてなかったこの
「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!(ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル)」が
ジャイルズ・マーティンにより3トラックマスターから新たにリミックスされるそうです。
ビートルズ、ハリウッド・ボウルでのライヴ・アルバムを公式作品として9/9に発売することを発表
http://nme-jp.com/news/23509/
ザ・ビートルズは1977年5月にライヴ・アルバム『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!(原題:The Beatles at the Hollywood Bowl)』をリリースしているが、本作はそのアルバムの単なるリイシューではなく、コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにして作られたまったく新しいアルバムになるという。
『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』は1964年8月23日と1965年8月29日・30日にロサンゼルスのハリウッド・ボウルで行われたライ ブ演奏を収録したもので、ザ・ビートルズがこれまでにリリースした唯一の公式なライヴ・アルバムだが、これまでCDでは公式作品としてリリースされてこなかった。なお、アルバムに未収録の“Baby’s In Black”のみ、1996年リリースの“Real Love”のBサイドに収録されている。
『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』には全13曲が収録されていたが、ザ・ビートルズのプロデューサーとして名高いジョージ・マーティンの息子 であり、ビートルズ関連作品で米グラミー賞を受賞しているジャイルズ・マーティンとやはりグラミー賞を受賞したエンジニアのサム・オーケルが13曲に加 え、4曲の未発表レコーディングに、アビイ・ロード・スタジオで念入りなリミックスとリマスターを施している。
アルバムには著名なジャーナリスト、デヴィッド・フリックのエッセイを収めた24ページのブックレットが付属する。アルバム・ジャケットには 1964年8月22日に、当時全米ツアーのマネージャーを務めていたボブ・ボニスが撮影した、カナダでの初公演のためにシアトルのタコマ空港からブリ ティッシュコロンビア州のヴァンクーヴァーに向かうチャーター機に搭乗するジョン、ポール、ジョージ、リンゴの姿を収めた写真が使用されている。
さて、1リスナーとして心配なのはやはり「想い出のアルバム像」をそのまま保持して
新たな作品としてリリースするかどうか、って事ですよね。
音質はアナログでしか聞いた事がないので、それよりは格段に良くなってるとは思うのですが
このアルバム、僕は演奏そのものよりもメンバーのMCが強烈な想い出なのです。
ハキハキと喋るポール、「ラララ~♪」とおどけるジョン、
「サンキィウー」となんかおかしいイントネーションのジョージ、そういう想い出が
めっちゃめちゃ詰まってるというか、それまではそういうお喋りを聞いた事がなかったから
とても新鮮だったわけです。
今回は新たにマスターから起こす、という事なのでそれらがカットされたら・・・という懸念が。
ジャイルズ・マーティンに限ってそんな事はしないとは思うのですが
それプラス、カットされていたMCなんかが復活してくれると嬉しいのですが(笑)
そして4曲の未発表テイクは以下。
- ユー・キャント・ドゥ・ザット
- 抱きしめたい
- みんないい娘
- ベイビーズ・イン・ブラック
この中の「ベイビーズ・イン・ブラック」は過去、アンソロジープロジェクトの際に
リリースされたシングル「リアル・ラヴ」のカップリングとして収められていますが
これが果たして同じものかどうかは不明です。
ただ「未発表テイク」と銘打ってあるわけですから、違うものだと思いたいですね。
何にせよ9月が楽しみ!このCDもそして映画も!!