前から話題になってた「ビートルズ二世バンド」について
リンゴの息子、ザック・スターキーは「やりたくない」と言ったそうです。
http://ro69.jp/news/detail/69648
これはもう、「それはそうだろう」とうなずくしかないですね。。
あくまでバンドは「音楽ありき」ですから、こういうくくられ方するのはねえ。
特にザックはオアシスやザ・フーなどでそれなりにキャリアも知名度もありますし
来日公演で見たザ・フーのライヴとかは、キース(ムーン)の匂いプンプンの
素晴らしいドラミングを聞かせてくれていました。
偉大なる父達の偉業を最初から背負わされて、そういう色眼鏡で見られるのは
仕方ないにしても、あまりにもこれは安直すぎるよなあ、と思ってました。
特に解せないのは、最初からジュリアン・レノンの存在がない事になってる感じが
個人的にはなんだかなあ、と思うわけです。
父の死後、1984年に「ヴァロッテ」でデビューした時も世間の目は厳しかったでしょうし
僕自身も「うわ、オヤジそっくりw」って思ってました。
そして彼には「Too Late For Goodbyes」というヒットの実績がありますからね。
今聴いたら、あまりにもオヤジを意識したアレンジと歌い方で
偉いさんから色々と口出しされたのかなあ、と思ったり。
ジュリアンは去年、「Everything Changes」というアルバムを出して
音楽活動を再開しています。
http://www.youtube.com/watch?v=EWCsVerPRXs
このPVは誰かが勝手に作ったものですが、歌い方もすっかり大人になって
彼独自の世界が展開されていますね。
とはいえ、彼ももう49歳だから当たり前なんですが(笑)
そういえばあの「コンサート・フォー・ジョージ」でのダニーのお飾りっぷりも
僕としては「うわー・・・なんかなあ・・・」と素直に喜べなかったので
このプロジェクト自体が、本人達よりも周りの思惑で勝手に進んでいく事が
とても嫌だったのですね。
この「二世ビートルズ」。僕としてはもうこれ以上語られなくなる事を願います。