ザ・ビートルズ曲雑記ブログ

もともとビートルズを聞く前に洋楽をラジオにかじりついて聞いてた小学生でした。
親戚のお兄さんが持ってきたザ・ナックの「マイ・シャローナ」が洋楽初体験。
今思えば、1980年。自分は小学校4年生。
土曜日の午後はFMの「ダイアトーン・ポップス・ベストテン」を楽しみに帰宅して
片側しかスピーカーがついていないラジカセでノートを片手に聞いていたものです。

いろんな曲が流れる中に、ジョンの「スターティング・オーバー」や
ポールの「カミング・アップ」がありました。

ある日、ラジオを聴いてるとDJが涙声でジョンが射殺されたことを伝えてました。
僕はビートルズという名前をなにも知らないままにそれをぼーっと聞いてたのです。
「この歌を歌ってた人、死んじゃったんだなあ」ぐらいにしか思ってませんでした。

そこから訪れるMTV全盛期。
マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」のダンスを惚れぼれしながら眺め
ポールとのデュエット「セイ・セイ・セイ」のPVに出てくるリンダを
「きれいな人だなあ」と眺める思春期まっさかり。
まだリンダが誰だか知らない。

デュラン・デュラン、カルチャー・クラブなどのブリティッシュ・ニュー・ウェーヴに
耳を奪われながら、気がつけば中学生になっていました。

そんなある日、音楽の授業で習った「イエスタデイ」。
教科書には「作詞：ジョン・レノン、作曲：ポール・マッカートニー」とかいてあり
「ええええええええ、あの二人って一緒に曲作ってたのか！」とめっちゃ驚きました。
先生がピアノで弾いてくれた「イエスタデイ」にノックアウトされた僕はその日の放課後
すぐさまレンタルレコードショップに走りました。

そこで手にとったのはポールの当時の最新アルバム「ヤァ！ブロード・ストリート」。
1984年といえば空前のサウンドトラックブームでもありましたね（笑）
「フットルーズ」「ゴースト・バスターズ」「ストリート・オブ・ファイヤー」などなど
聞きまくってたのでサウンドトラックを借りるのには躊躇しませんでした。

なんせ「ブロード・ストリート」」にはイエスタデイを始め、
ビートルズの曲が6曲も入ってたんですから！

• グッド・デイ・サンシャイン
• イエスタデイ
• ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
• フォー・ノー・ワン
• エリナー・リグビー
• ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

どの曲にも打ちのめされました。
そしてガラガラの映画館で見た「ブロード・ストリート」。
「イエスタデイ」を弾き語るポールを口をあけて眺めるハゲ坊主の中学生。。

その感動を音楽の先生に話すと

「とりあえずこれを聞かないとな！」と貸してくれた「サージェント・ペパー」。
・・・・・・・正直、ピンとこなかった・・・・・・まだ。

まずはヒット曲を抜粋して聴かなければ！と思って借りたのが
「THE BEATLES 20 GREATEST HITS」という編集盤でした。
思えばこれに収録されてた「ヘイ・ジュード」は5分弱のショート・バージョンでしたね。

そこからズルズルとビートルズの世界にはまっていったのでした。

MTVも面白くなくなり、世の中がユーロ系の音楽に進みつつあった時。
まわりの友達は17歳でデビューした尾崎豊をすごいすごいと聴いてた頃、
すでに海賊盤を買い漁るぐらいの泥沼にハマってました（笑）

あの頃はほんとうにビートルズしか聴いてなかった気がしますね。
曲間の秒数まで体が覚えているぐらいに。

だからたまに有線のビートルズチャンネルでシャッフルで流れてるのなんて許せないし
iPodでもシャッフルなんてありえないのです。

あの出会いから25年経った今でもビートルズは飽きずに聴いてるんですよねえ。