ザ・ビートルズ曲雑記ブログ

今日は2012年10月5日。
ということは、ビートルズのデビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」が発売されてから
ちょうど50年という事なんですねえ。

50年！と簡単に口に出来ますが、これってすごいですよね。
私でさえ50年も生きていないわけですから、想像すらも難しい・・

さて、「ラヴ・ミー・ドゥ」に関してはドラマーがリンゴバージョンのものと
セッション・ドラマーであるアンディ・ホワイトのものがあるのはご存じの通り。
（現在ではアンソロジー1にピート・ベストバージョンも収録されてるので3つが存在する）

私がビートルズを聴き始めた1986年頃は、リンゴバージョンは
日本国内盤ではおそらく入手できなかったと思います。
（シングル盤もアンディ・バージョンに差し替えられていた）
輸入盤である「レアリティーズ Vol.2（現在廃盤・未CD化）」を探しに探してようやく聞くことができました。

当時は型番がEASで始まるレコードが売られているのが主でしたけれど、このアルバムだけはいくら探しても国内盤がなかったわけです。
あの頃、今みたいにネット通販とがあれば簡単に入手できたのでしょうけれども(笑)

で、レコードに針を落としてドキドキしながら音を待ちました。
１発目の感想は「音、わるっ！！」というものでした(笑)
そりゃあ、マスターテープが無くなっててシングル盤からマスターをおこしたわけですから、
それはもう仕方ないですね。

当時は楽器とかの事はなにもわからなかったので、
「音もいいし、タンバリンも入ってんだし、アンディの方がいいかな」とか思ってましたけれど
ずっとビートルズを聞き込んでいってファン度が上がるにつれて、やはりリンゴでないと！とか
思ってしまうのが子供の悲しい、そして単純な所。

今ではリマスターCDである「パスト・マスターズ」にリンゴバージョンは収録されていますが、さすがにある程度のクリーニングが施されているのでしょうか、そんなに音が悪いという印象は受けません。
最新のテクノロジーに感謝、といった所でしょうか。

そして今となって気になるのは、このリンゴバージョンが録音された1962年9月4日。
この日は記録によると「How Do You Do it」が録音されているんですね。

この曲はビートルズのデビューシングル（当時の書籍やビデオではセカンドシングルと言われてたような・・）になるはずでしたが、やっぱり人の曲は嫌だってんでオクラ入りになった曲。

アンソロジー1に収められた「How Do You Do it」を改めて聴いてみると
大変音の分離もよく、とてもアレと同じ日に録音されたとは思えません。

それよりも「不安定だ」と言われてボツになったリンゴのドラミングとは思えないほどの
安定したドラミング。そしてフィルイン。
なんと言ってもライドシンバルの音、そして叩き方にめちゃめちゃ違和感があるんですよね。

もしかしたら・・・・・
この日すでにセッションマンのアンディ・ホワイトは呼ばれていたのではないでしょうか？
それとも録音日の記録自体間違っていて、「How Do You Do it」は
その後の9/11のセッションに録音されたのではないでしょうか？

そんなことを妄想しながら、今日はアンソロジーをじっくりと聞いているわけです。

あの日から50年。
これから先もずっとビートルズを聴いていきたいと思います。

追記※2014.4.12
「Love me do」に関して興味深い記事を見つけました。
「ビートルズ音源探求」様の記事です。
Twitterのつぶやきもいつも興味深く拝見しています。

1. ビートルズ資料館講義「Love Me Do」レジュメ 1
2. ビートルズ資料館講義「Love Me Do」レジュメ 2
3. ビートルズ資料館講義「Love Me Do」レジュメ 3
4. ビートルズ資料館講義「Love Me Do」レジュメ 4
5. ビートルズ資料館講義「Love Me Do」レジュメ 5

もう自分のサイトのコンテンツが恥ずかしくなってしまうほどの詳しさです・・