ちょいと時間が出来たので、ポールの1984年の映画「ヤァ!ブロード・ストリート」を
久しぶりにじっくりと鑑賞しました。
映画としては「夢オチ」という事もあり
さんざんな評価だったような気がしますけども
私にとってはビートルズへの入口だったアルバム、そして映画だったので
とても想い出深い作品だったりします。
この映画を見たのが中学2年の冬休みだったかな・・・
あの頃は空前のサントラブームで、夏に「フットルース」
そして冬に「ゴースト・バスターズ」「パープル・レイン」と
音楽物の映画を見まくった気がします。
(そういえば全部一人で見に行ったわ・・・・寂しい・・・・)
当時は子供だったのでよくわからずに見過ごしてた事も
大人になった今ではよくわかる!
「イエスタデイ」が原曲と違いホーンアレンジされてたりとか
映画の為の新曲である「悲しきバッド・ボーイ」のギタリストが
実はデイヴ・エドモンズとクリス・スペディングという
イギリスのいぶし銀ロックンローラーだった事とか
あのおかしなメイクで全くわからなかった
「心のラヴ・ソング」のバンドメンバーが
ドラム:ジェフ・ポーカロ、ギター:スティーブ・ルカサー(TOTO)
ベース:ルイス・ジョンソン(ブラザーズ・ジョンソン)というすげえメンツだったりとか
(しかもダンサーはシャラマーのジェフリー・ダニエル!)
よく考えたら末恐ろしいメンツが集まった豪華アルバムだったんですよね。
「ソー・バッド」でストラト弾いてるのが10ccのエリック・スチュワートで
「ボール・ルーム・ダンシング」のベースがジョンジー!
この映画は大人になったロックファンが楽しむためのものなのかも(笑)
そういえばこの映画ではリッケンベースを弾いて歌うポールも見れますが
この後のツアーではヘフナーを使用しだしたのでけっこうレアですよね。
なんとなくこの映画を避けてた方はぜひ見てみて下さい。
ストーリーと「エリナー・リグビー」の後のポールの妄想シーンさえガマンすれば
ロンドンの風景(夜景も含めて)も楽しめると思います(笑)
この映画の時、ポールは42歳。
なんと今の自分と同じ年齢なのでした。