ビートルズの英国での7枚目にあたるオリジナルアルバム「リボルバー 」の1曲目に収録されたアップテンポのナンバー。作者のジョージがリード・ヴォーカルをとり、ジョンとポールがコーラスをつけている。
前アルバム「ラバー・ソウル」のレコーディング・セッションから半年の充電期間を経て開始されたこのアルバムのセッションは、さまざまな実験が盛り込まれて進行した。そのおかげなのか、このアルバムの収録曲がライブで演奏されることはなかった。もはやビートルズの録音物は当時の機材、そして4人という人数で再現は難しくなっていたのだ。
この曲は1966年4月20日、アビイ・ロード第2スタジオにて録音が開始された。
この日4テイクを録音(うち完全バージョンは2テイク)するも、このテイクは破棄される。
同日に「アンド・ユア・バード・キャン・シング」も録音が開始されている。
翌日の1966年4月21日。ビートルズはリメイクを開始。
この日はこの曲のみに費やされ、まず第1~第10テイクはリズムトラックを録音する事に専念。
ようやく第11テイクでジョージのヴォーカルが入ったが、この時点では冒頭のジョージによるカウントも、終盤のジョンとポールによる「ha,ha, Mr.Wilson」などのコーラスも入っていない。
このコーラスの部分には「Anybody Gotta bit of money?(誰か金持ってねえ?)」というコーラスが挿入されていた。
翌日の1966年4月22日。カウベルと「ha,ha Mr.Wilson」の部分のコーラスがオーバーダブされた。
この段階ではまだエンディングの部分のギターソロは空白のままである。
そして1966年6月21日。
モノ・ステレオの両方のミックスダウン時に、エンディングにギターソロ部分が追加される。
これは、曲中盤で出てくるギターソロ部分と全く同じものをテープ編集で挿入したもの。
このギターソロはジョージの曲にもかかわらずポールが弾いている。
ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)
なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。
Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。
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Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら。
音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。
オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。
惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。
月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。