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Eight Days A Week

Eight Days A Week

邦題
エイト・デイズ・ア・ウィーク
作者
Lennon-McCartney (二人の共作)
リードヴォーカル / コーラス
ジョン、ポール / ジョージ
使用楽器
  • Gibson J-160E(John)
  • Höfner Bass (Paul)
  • Gretch Country Gentleman(George)
  • Rickenbacker 360-12(George)
  • Ludwig (Ringo)
  • Clap

レコーディング・データ

ビートルズの英国での4枚目にあたるオリジナルアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の8曲目(アナログではこの曲よりB面)に収録された、キャッチーなナンバーである。
ビートルズは「年にアルバム2枚」の契約をこなすために、前作「ハード・デイズ・ナイト」の発売一ヶ月後から、このアルバムのセッションに取りかかっている。
ジョンとポールが終始デュエットで歌い、所々でジョージがコーラスを入れている。

本国イギリスではシングルカットされなかったが、アメリカ、日本などの諸外国ではシングルとしてリリースされてアメリカ、カナダでチャート1位を獲得している。

録音が開始されたのは1964年10月6日、アビイ・ロード第2スタジオにて。
この日はこの曲1曲のみに費やされて、スタジオ内で様々な実験が試みられた。
テイク1は普通にアコギで演奏。
テイク2は「Ooh」というコーラスをイントロに取り入れ、
テイク3は1と2を合わせてチャレンジ
テイク4はハーモニーの音程を一定に保つようにアレンジを変え
テイク5はエンディングにもこのハーモニーを取り入れた。

最終的にテイク6がベストと判断され(この時点ではもちろんイントロのフェードインはない)
ここにオーバーダブを施していく。この日の最終テイクは13。

そして1964年10月18日のセッション冒頭。
ビートルズはこの日だけで7曲(シングル、「アイ・フィール・ファイン」を含む)を録音している。
エンディングパートだけを録音して、この曲は完成した。

最終テイクは10月6日のテイク13と10月18日のエンディングパート(テイク15)をつないだ物である。

ミックス、テイク違い&リマスター

  1. The Beatles Anthology 1」に1964年10月6のテイク1、2そして4を編集した物と、テイク5の2曲が収録されている。制作過程を聞いているみたいで、とても興味深いトラックである。
    テイク4ではジョージがギターのボリューム奏法をやっており、後の「アイ・ニード・ユー」が初めてのトライだと思ってた管理人はとても感動した覚えがある。

こぼれ話

  1. この曲のタイトルはまたもリンゴのボヤキから。(前例は「A Hard Day's Night」)
    「忙しいな・・・・一週間に8日も仕事かよ・・・・・・」というリンゴのジョークから生まれたそうである。
    ちなみに五月みどりの「一週間に十日来い」は昭和37年(1962年)12月のリリースなので、
    元ネタの可能性も大いに・・・・ない。
  2. 元々はビートルズの2作目の主演映画「Eight arms to Hold You」の主題歌として作られた、となにかの資料であったが時期的にどうも信用できないネタである。この映画は後に「Help!」と改題された。

聴き放題サービスでのビートルズの取扱状況

Amazonプライムミュージック

ビートルズ・オリジナルアルバムはAmazonプライムの特典である「Amazon Prime Music」で「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズ・フォー・セール」「イエロー・サブマリン」を除いて聴き放題に含まれています。(いずれも2009年リマスターのみ)

Amazonジャパンのプレスリリースはこちら。

なぜこの3つが省かれているのかが謎ですが、単体での購入もお忘れなくという事なのかも知れません。
Amazonプライムはお急ぎ便の使用や送料無料、プライムビデオなど様々な特典を含んで月間400円、年間3,900円という価格で提供されています。
ちなみにプライムビデオの方では無料のビートルズ映像作品はありませんでしたし、公式の映画やコンサートフィルムは取り扱い自体がありませんでした。
頻繁にAmazonを使う、という事であれば加入するのもよいかも知れませんがビートルズを全て楽しみたい!という方には微妙かも。

Google Play Music

Googleが提供しているGoogle Play Musicの状況はオリジナルアルバム(アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントペパーの50周年含む)は全て配信されていますが、BBCセッション、レット・イット・ビー・ネイキッドは見当たりませんね。その代わりトニー・シェリダンものやハンブルグものなど少々怪しそうな物もラインナップされてるのがちょっと面白いです。
こちらは月額980円です。
公式サイトはこちら

Spotify

Spotifyでの状況はGoogle Play Musicと同じ取り扱い状況ですが、時折広告が入ったり使用時間の制限があるものの公式アルバムの曲は全曲聴けるようになっています。
この制限を外したり、ダウンロード可能にするには月額980円の使用料が必要になります。
公式サイトはこちら

Apple Music

音楽配信サービスの大御所(笑)といえばやっぱりAppleですが、ビートルズの取り扱い状況は他よりも充実しており、BBCセッション、ネイキッド、イエロー・サブマリンソングブック、そしてなんとU.S.Albums(!)も含まれています。但しこれらは単体購入のみでしか聞けないものもあります。

オリジナルアルバム、アンソロジー3つ、ハリウッドボウル、サージェントの50周年エディションまでが聴き放題プランの中に含まれているので、ビートルズを楽しみたいのであればApple Musicが今の所最良の選択と言えるでしょう。

惜しむらくはモノラル盤の取り扱いがないところですが、AppleにはiTunes独占配信だった「The Beatles Bootleg Recordings 1963」があるのが大きいですね。
このアルバムも月額プランで聴けるものの中に入っています。

月額プランは個人では980円。ファミリープラン、1480円もありこちらはこの金額で6人までアクセス可能です。

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